カップいっぱいのグリーンティー

ジャニーズWESTと神山智洋くん、ときどき日常話のブログ

私、初めての彼氏と結婚するよ<カップルになるまで編>

今年6月、私はかねてよりお付き合いしている男性と結婚することを決めた。同い年で、野球をするのが好きで、眠そうなとき以外はイケメンで、ちょっと弱気なところもあるけど、世界でいちばん私に優しい人。マッチングアプリを通じて知り合い、初めて会ったのが2018年の7月、お付き合いを始めたのが2019年の正月だったから、交際歴およそ1年半での婚約となった。

入籍も結婚式もまだ先で、現状では互いの両親へ挨拶したところまで進んでいる状態。これから顔合わせや引越しも控えているし、やるべきことは山のようにある。幸せいっぱいな時期ではあるけど、それだけに悩んでることも結構あるので、思考を整理するためと記録用に記事を残していこうと思う。今回は回想録の<カップルになるまで編>。

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マッチングアプリ期につけてた香水。ジャスミンの香り

マッチングアプリを始めたのは25歳になった頃。それまでほとんどまともな交際をしないまま生きてきたので、自分に結婚願望があるのかないのかも分からなかった。たまに恋をすることがあっても、基本的には《片思いを貫きまくってジェットコースターのようなメンタルで一喜一憂する》という不毛ループの繰り返し。それはそれで楽しかったけど、たいてい幸せと虚しさの割合が1:9くらいになっちゃうので、この先何十年も続けていくのは無理がある。そろそろ腰を据えて対等に向き合える相手を見つけてみようかとアプリを始めたところ、奇跡的に出会ったのが今の彼だ。
彼が私の人生に登場したことで、結婚は《してもしなくてもいいこと》から《できればしたいこと》に変わった。

マッチングしてから他愛もないメッセージのやりとりを何週か続けたあと、初めて食事に行くことになった。待ち合わせは渋谷のモヤイ像近く。「初めまして」と声をかけてくれた彼は、アプリで見た写真の印象と変わらない、《スーツが似合う爽やか好青年》という感じの人だった。

ふたりともエスニックが好きなので近くのタイ料理屋さんへ行き、楽しく食事しながら、よく喋ってよく飲んだ。学生時代の話、仕事のこと、好きなものについて。私の重めなジャニーズ愛の話も楽しそうに聞いてくれたのが嬉しかった。解散したあと、すぐにお礼のLINEを送ってくれた。私が送るよりも早くメッセージをくれた男性は、アプリで人と会うようになってから初めてだった。

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マッチングアプリに載せてた写真。神山くんの誕生日に撮ったものなので緑色だ

2度目の食事も渋谷。仕事や趣味の話でだいぶ盛り上がったので、2軒目にバーへ行って終電ギリギリまで飲んだ。つよいお酒を飲んだ彼は家族の話をしてくれて、両親にとても感謝していること、自分も父親のように家族を大切にする人になりたいこと、もし結婚したら《家族の幸せ》を仕事のモチベーションにしたいことを教えてくれた。

私も父・母それぞれからたっぷり愛情をもらったけど、両親は小学校に入る前に離婚してそれなりに大変な経験をしながら育ったので、“家族”への期待値はずいぶん低い。だから彼の育った家庭が美しすぎて、そして彼の家族への思いが正当すぎて、とてつもなく感心した。自分と同い年の男性がここまで純真な考えを持ってることも驚きだったし、それを茶化すことなく話せるのも凄いと思った。
(※お付き合いしてから彼とこのときの話をしたら、カッコつけてウイスキーをロックで飲んだせいでずいぶん酔っていて、あとから「真面目な話をしすぎた…引かれたかも…」と後悔したらしい。つくづく純真な人だ。笑)

まだ恋愛感情はなかったけど彼と話すのは楽しかったし、「この人みたいな相手なら結婚してもいいかも」となんとなく思えて、その後も何度か食事に行った。食べ物の好みがばっちり合うので、私が紹介したお店もすっかり気に入ってくれたし、共通の趣味が1つもないのに終電を逃すほど話し込むこともあった。

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ただしオセロー公演中は忙しすぎて彼に連絡すらしなかった。オタクライフの優先度高し

たまたまお互いに空いていた12月のある週末に、ディズニーシーへ遊びに行った。「カップルでもないのにディズニーデートなんて」と思ったものの、彼にはわざわざ伝えてなかったけどその日は私の誕生日だったし(予定なかったんかい)、男連れでディズニーに行くのがかねてからの夢だったので思い切ってお誘いを受けた。
(※あとから分かったことだけど、彼としては自分から誘ったつもりはなく、私にねだられたと思っていたらしい。私は雑談のなかで「いつか男連れディズニーしてみたい」と言っただけだ。思い違いが功を奏すこともあるんだね)

ディズニーデートは本当に楽しかった。待ち時間を持て余すから初デートでディズニーに行くカップルは別れる、といわれてるけど私たちの場合は真逆。並んでる間も話題がつきることはなく、あっという間の1日だった。
(※どちらかというと私がテンション高めに喋りまくっていたんだけど、それが彼にとっても楽しかったようで、後日「あのとき好きだなって思ったんだ」と打ち明けられた。おしゃべり女の大勝利だ)

彼は待ち時間が長くても嫌な顔ひとつしない。タワーオブテラーで落っこちてゲラゲラ笑う。「大丈夫?寒くない?」「疲れてない?休憩しよっか」「ショー見える?もっと前にいこうか?」とさりげなく気遣ってくれる。手を繋ごうかやめておくか、迷ってるのがバレバレで可愛い。帰りの電車に乗ってから、やっと勇気をふりしぼって手を繋いでくる――。
そんな彼を見ているうちにゆっくりと、『いいひと』から『好きなひと』に変わっていった。駅でバイバイする直前、私からクリスマスの予定を聞き、2度目のデートの約束をとりつけた。

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まだ恋人ではなかったので、2ショットはほとんど撮らなかったディズニーシー

クリスマスは銀座で買い物と食事。彼は仕事用のカバンを、私は新しい財布をそれぞれ自分に買った。なかなか気に入ったカバンが見つからない彼につきあって、デパートを廻るだけでうきうきした。私の財布を某ブランドブティックで買うとき、店員のお姉さんが当たり前のようにお会計を彼に持っていこうとしたのが面白かった。夜はオイスターバーに行って、あまりの美味しさにふたりで悶絶するのが楽しかった。街中が私たちをカップルとして見ている気がしたし、私自身も「クリスマスだし告白されちゃうかも!」と内心期待していたのに、ついに解散するまで関係性が進展することはなかった。

モヤモヤしたまま2019年を迎え、三箇日も終わらないうちに私は怒涛のジャニオタシーズンに入った。ジャニーズWESTのツアー『WESTV!』の始まりである。恋愛どころではない。まずは数日のあいだ横浜アリーナに集中しなければならない(完全オタク脳)。楽しすぎてモヤモヤなんかは一瞬ですっ飛び、とにかく踊りまくった。

そんな横アリ公演の中日、いつものオタク友達が仕事でライブに入れない日があったので、私はジャニーズコンサートに行ったことがないという幼馴染を招待し、公演後に飲みに行った。オタク友達とは推しトークが楽しすぎて自分の話なんてする隙もないけど、一般の友達とはやはり恋愛話になるものだ。一連の彼とのことを話してみると「あなたのこと、どう思ってるのか聞いてみたほうがいいよ」と勧められたので、酔った勢いに任せてLINEを送ってみた。

挨拶もそこそこに<ちょっと聞きたいことがあるんだけど…>と送信したところで、何かを悟ったのか唐突に<好きです>と返信がきた。
トゥクトゥン!!!『ラブ・ストーリーは突然に』のイントロが脳内を駆け巡る。何かが起こるときは本当に突然だ。「ええ〜〜告白されたぁぁ〜〜!!」と幼馴染とワーキャーしながらなんとかやりとりを続け、お互いの気持ちを送り合い、とりあえず明日の夜会おうということになった。

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告白された次の日の横アリにて。うきうき気分と快晴と神山くん

翌日もライブでがっつり汗をかいた私は、ダッシュで家に戻りシャワーを浴びて、待ち合わせ場所へ。ちょっぴり緊張しながら合流し、居酒屋に入ると、彼がこれまで“好き”の気持ちを伝えられなかった理由を教えてくれた。
「たぶんあと数ヵ月のうちに転勤が決まって、4月にはどこかへ引越すことになる。遠距離で付き合い続ければ、寂しい思いをさせてしまうかもしれない。いつかもし遠距離が原因で別れてしまったら、その分まりもちゃんの大事な時間を奪うことになる。だから簡単に《付き合ってほしい》とは言えない――」

話をひととおり聞いてから、私は「とりあえず、始めてみませんか」と答えた。遠くに引っ越しちゃうのは寂しいけど、私は遠距離恋愛どころか普通の交際もしたことがないし、それが障害になるかどうかもわからない。そんなことよりも、私のことを「好き」と言ってくれるあなたが尊い。好きなら始めてみようじゃないか!問題は起こってから解決すればじゅうぶんだ!!

こうして私に初めての彼氏ができた。私たちは、カップルになった。

続きはまたこんど書こう。次は<婚約するまで編>。
ちなみにTwitterやブログで彼の話を書くことについて、本人から許可は得ている。匿名であれなんであれ、自分以外の人について語るものをインターネットで公開するのは慎重にならなきゃいけないし、語られる側の権利が守られなきゃいけないからね。おしまい。