カップいっぱいのグリーンティー

ジャニーズWESTと神山智洋くん、ときどき日常話のブログ

観たもの記録:2024年3月

もう4月も半分以上終わっちゃってるけど3月の振り返りを書く。突然いろんなことにやる気が出て、本格的に再就職活動を始めたりジムに通い始めたり(膝をぶち壊してあまり行けてない)、社会復帰までのリハビリと称してバイトに出てみたりと、ここ数年の超ゆっくり生活と真逆を行くスケジュールでかなり大変だった。3月末からWEST.のツアーも始まって、まぁ正直そっちの準備で心が忙しかったから余裕がなかったんだけどね。0か100かの人生!

『彼女の武装江國香織(Audible)

短編小説。恋人に突然別れを告げられた“彼女”が、恋の終わりに思うこと…的なお話。検索したらWebに本文が載ってたけど、石橋静河さんのナレーションが良かったのでAudibleで聴いて正解だった。主人公のキャラとよく合ってるし、落ち着いた語り口が心地良い。

二人して、なんとなく笑った。そう、これ、と彼女は思う。こういうリズムが気に入ってたの。

彼女の武装| 冬のモノガタリ-メルカリマガジン

一人で入ったカレー屋さんでランチ食べながら聴いてたんだけど、ここでだいぶ共感しちゃって、ウッ…ってなった。ちぎったナンにカレーつけながら。
江國香織は高校生の頃によく読んだ。私の中では彼女は恋愛小説の人なんだけど、ラブ的なものにうんざりしてる30代の自分でも「やっぱり好みだな」と思える文体で、そういうところは変わらないもんだなとしみじみする。『きらきらひかる』『ホリーガーデン』『冷静と情熱のあいだ』『薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木』『スイートリトルライズ』『左岸』『真昼なのに昏い部屋』『金米糖の降るところ』、記憶にあるのはこれくらい。懐かしいな、体力があればまた読みたい。

ところでAudible、タイトルも充実してるし有名な役者さんがナレーターだったりして全体的にはとてもいいんだけど、なんだかんだで本はやっぱり活字で読むものだよなあと思ってしまう。ぜんぜん読まなくなっちゃったから登録してみたんだけどさ。長編小説も興味のあるタイトルがいっぱいあるのに、どんなシチュエーションで聴くべきか掴めないまま無料期間が終わってしまいそう。だって宮部みゆきの本とか1本で16時間越えなんだもん。いつ聴くねん。

映画 『キャロル』

観たいリストに何年も入れっぱなしだった1本。ケイト・ブランシェットルーニー・マーラがずっと美しくてありがたい。ふたりともショートカットなので真似して髪を切りたくなるが、絶対に似合わないので思い留まる。ケイト様のくるっと整えられたヘアセットが好き。というか、あの時代(1952年)の女性のビジュアルが好みなんだと思う。お洋服とか帽子とかも全部かわいいよ。

ポスタービジュアルしか知らなくて、あらすじも読まずに見たのでふたりが恋仲になってびっくりした。まぁあんな野郎どもより美しい女の方に惹かれるのは分かる。私もケイト様と車で旅に出たい。パンプス脱いで絨毯に座ってるところと、モーテルでお化粧したり香水つけるところと、ラストカットが好き。結局のところ、女しか勝たんのよ。

『変な家』雨穴(Audible)

奇妙な間取り図を発端に、謎が謎を呼ぶミステリー。映画化のプロモーションを見て、原作読んでみたいなと思ってたらAudibleにあってラッキー。これ系の、いわゆる文学っぽくない本は耳で読むのに向いている。
オチが気になって結局ひと晩で最後まで聴いちゃった。前半のわくわく感はよかったけど、後半はふ~んって感じだったかな。もうちょっと突然変異的で理解に苦しむようなサイコパスが出てきてほしかった。映画版も結構ヒットしてるみたいだけど、かなりホラーに寄ってるらしいので観れません。

映画『パーフェクトケア』

強くてカッコいい女主人公なのにこんなに愛せないキャラは初めてだ!いつか好きになるタイミングが来るだろうと思って観てたのに嫌な奴のまま終わって笑っちゃった。でもお洋服はパキッとした色でおしゃれだし、トレードマークのサングラスもキマってるし、ビジュアル面は最高。ポスターのアートワークも秀逸だもん。

そして映画としても面白い。老人の資産を後見人という立場から悪用して儲けるって手口がなかなか今っぽいし、テンポも良くてダレない。主人公も敵のマフィアも、一見被害者っぽいおばあちゃんも、なんだかんだで全員腹黒いので説教臭さがなくて良い。マフィアのくせに殺し方がヌルいとか、後見人のくせに生命力強すぎとかスパイ的なスキルがあるとか、なんじゃそりゃポイントも多いけど、そこも含めて一貫してエンタメしてると思えば全然アリ!ラストの回収の仕方もよきです◎

『めざまし30周年フェスin東京』3月16日

f:id:jasminemarimo:20240422000243j:image

今年1発目のWEST.現場。ツアーに向けての準備運動くらいの心持ちだったけど、実際観ちゃうと必死だし踊りすぎるから、終演後はしっかり汗だくのヘロヘロ人間が完成していた。う〜んやっぱりWEST.しか勝たん。パワーとキラキラの質が違う。

メトロックもサマソニも出るとなればオタクが押し寄せるので基本どこでもホームな空気があるが、この日は先にラインナップされていたKアイドル・ボイネクさんのファンが多くて、パッと見て分かるくらいWEST.担が少なかったので珍しい現場体験となった。自分たちも含め三十路は超えたとてWEST.もオタクもまだまだ若手の気分でいたけど、ボイネクファンの子たちの黄色い声援には“本物の若さ”を見せつけられたような気がした。キーが高すぎて音波みたいなのに爆音で、お姉さん感心しちゃったわ。モスキート音が聞こえなくなるのと一緒で、あの声は練習したとて出ないだろうな。全然いいけど。私は死ぬまで「かーみーやーまーくーん!!」って現場で叫べればそれでいい。本人に届かなくても。…なんだこの話。

映画『ブルックリンでオペラを』

それぞれに悩みと問題を抱える大人たち(とティーカップル)によるヒューマンストーリー。アン・ハサウェイが出演だけでなくプロデューサーとしても関わってるというので気になっていて、運よく試写会が当たったので公開直前に観に行った。

ポスターとか予告がラブコメっぽい仕上がりなのでそんな感じだろうと想像してたら、だいぶ毛色が違ってちょっとびっくり。でもラブコメよりずっと好みの作品だった。この企画を実現させるべくプロデューサーとして仕事したアン・ハサウェイ、信頼できる。主題は愛についてのアレコレだけど、誰と生きるか、どう生きるか、何を求めるか、常に選択が求められる人生について描いてるような映画だったな。あるいは自己承認について。

本編の後にトークショーがあって、ニット帽・メガネ・スニーカーという典型的な“映画評論家”のおじさんが2人も出てきたんだけど。その喋り方と態度のデカさにイラついちゃって映画の良さが薄れたのが残念だった。タメになる知識もあったけど、何を言うかより誰が言うかが重要な私にはミスマッチだったな。おじの講釈、聞きたくない。えんがちょ!

29日から31日までは大阪でAWARDに3回入って、今年もついに始まったぜぇ〜!!と慌ただしくオタクしてるうちに3月終了。ツアーの感想は個別に書いてたらキリがないから書かないよ(っていうのは言い訳でほぼ記憶がないから書けないんだよ〜ぴえん)。久々の大阪城ホールだったし初日があったり立ち見があったりAブロがあったり、心の内だけでもパニックだったのに膝を痛めたせいで片脚を引きずってたので体力的にもスーパーハードだった。まぁそれはそれで「生きてる」って感じだから全然オッケー。

3月に聴いてた曲

ほんと余裕がなくて新しい曲に出会う時間がぜんぜんなかった。ていうかWEST.の新譜がちゃんと良くてそればっかり聴いていた。AppleMusicにないから埋め込みプレイリストに反映されない。ざんねん。『あなたへ』が良すぎて聴くたびに泣いてる。やっぱり神山くんは希望だ。